子どもは「食べること」と「絵本」が大好き!
おいしそうな絵本の世界は、読み聞かせを楽しむだけでなく、“食育”にもつながります。
わが家の息子も、食べ物が出てくる絵本が大のお気に入りです。
今回は、そんな息子が特に気に入って何度も読んだ「食べ物の絵本10選」を紹介します。
読み聞かせがもっと楽しくなる、おいしい絵本の世界をぜひ親子で楽しんでください。
食べ物の絵本10選
『くだもの』(平山和子/福音館書店)
ページをめくるたびに、みずみずしい果物が「どうぞ」と差し出される絵本。
リアルでおいしそうな絵に、子どもは思わず手を伸ばしたくなります。
まるごとの姿からカットまで描かれた絵は、食育にもぴったり。
果物に興味を持ち始めたお子さんにおすすめの一冊です。
『やさいさん』(tupera tupera/学研プラス)
畑の土から「すっぽーん!」と飛び出す、楽しいしかけ絵本。
にんじんやだいこんなどの野菜が、めくるたびに登場します。
「やさいさん」という呼び方も親しみやすく、野菜への興味や食育にもぴったり。
小さな子どもが夢中になる一冊です。
『アンパンマンおままごとえほん パンケーキ』(やなせたかし/フレーベル館)
卵を割って、牛乳と粉を混ぜて、フライパンで焼いてひっくり返す。
アンパンマンやメロンパンナちゃんたちと一緒にパンケーキ作りを楽しめる、めくるしかけ絵本です。
アンパンマンが大好きなお子さんにはたまらない1冊。
『しろくまちゃんのほっとけーき』(わかやまけん/こぐま社)
まあるくてふわふわのほっとけーきを作る、しろくまちゃん。
卵を割って混ぜて焼いて——「ぽたあん」「ぷつぷつ」と聞こえてきそうな音まで楽しい絵本です。
お手伝いのワクワクや「おいしい」を分かち合う喜びが詰まったロングセラー。
親子で読めば、きっと一緒にほっとけーきを作りたくなります。
『ぽんちんぱん』(柿本原政広/福音館書店)
「ぱんぱん しょくぱん ぽんちんぱん♪」とリズミカルな言葉に合わせて、
食パンやあんパン、ロールパンなどおなじみのパンが次々登場。
ちぎると顔ができるユニークな写真絵本で、思わずくすっと笑ってしまいます。
5歳の息子は今でも楽しそうに読んでいます。
『パンどろぼう』(柴田ケイコ/KADOKAWA)
おいしいパンを探し求める、おちゃめなどろぼうのお話。
「世界一おいしい森のパン屋」をめぐるユーモアたっぷりのストーリーは、思わず大人も笑ってしまうほどのかわいさとテンポの良さ。
パン好きな子どもにぴったりの、笑顔になれる人気絵本です。
『おひさまパン』(エリサ・クレヴェン/金の星社)
太陽が隠れてしまった寒くて暗い街で、犬のパン屋さんが“おひさまパン”を作るお話。
おひさまパンを食べた動物たちが笑顔になり、パンの香りに誘われて本物のおひさまも顔を出します。
コラージュで描かれた美しいイラストは、息子も3歳の頃からお気に入りで何度も読み返していました。
読み終わったあと、思わずパンを焼きたくなるあたたかい絵本です。
『わくせいキャベジ動物図鑑』(tupera tupera/アリス館)
地球から831光年離れた惑星「キャベジ」に住む、野菜×動物の不思議な生き物たち。
「トマトン」「リンゴリラ」など、ユニークな動物たちが次々登場します。
野菜の写真でつくられた大胆な発想とリアルな表現に、大人も思わず夢中に。
読み終えたあと、自分だけの惑星キャベジの動物を作りたくなる、想像力を掻き立てられる1冊です。
『まほうのぱくぱくべんとう』(まいのおやつ/KADOKAWA)
男の子が本の中に入り、やさいや食べ物たちと一緒にお弁当を作る絵本。
ページをめくるたびに、色とりどりのおかずの中からお弁当の中身を選びながら進んでいきます。
息子も毎回「今日はこれ!」と楽しそうに選んでいて、何度読んでも飽きません。
お弁当作りのヒントにもなる、親子で楽しめる1冊です。
『こびと大図鑑』(なばたとしたか/ロクリン社)
総勢240種・266体もの“こびと”たちが登場する、大判ハードカバーの本格図鑑。
野菜や果物のこびとも多く登場し、ユニークな世界観に夢中になります。
息子のお気に入りは「ももじり」で、スーパーでも「いるかな?」と探すほど。
子どもたちの想像力・創造力を引き出す、発見と楽しみが詰まった1冊です。
まとめ
食べ物の絵本は、親子で“おいしい時間”を共有できる素敵なアイテムです。
読むたびに新しい発見があり、食への興味や想像力を育んでくれます。
息子と一緒に本を読んだり、絵本の通りにパンケーキを作ったりする時間は、何よりの宝物。
ぜひお気に入りの一冊を見つけて、親子で“おいしい読み聞かせ時間”を楽しんでみてください。


